荒川第二・第三調節池整備で、河川敷ゴルフ場に影響が 2020年10月26日
国土交通省が治水対策で埼玉県さいたま市から川越市・上尾市にかけて荒川第二・第三調節池の整備を進めている。
エリア内の荒川河川敷ゴルフ場は、工事が本格化することで早ければ来年から営業ホールに影響が出るところがあるという。
整備エリアにかかるゴルフ場は、ノーザンGC錦ヶ原G場から上流では大宮国際CCまで。
事業年度は平成30年度から令和12(2030)年度までで、現在実施中の環境アセスメントが終われば本格工事に入る予定。工事区間で国が底地を持っている土地は占用許可を解除し返還してもらうという。
荒川左岸沿いに堤防や水路が整備されるため、左岸にホールがあるコースは数年内に縮小営業となる公算が高い。
大宮国際CC、PGMグループの川越グリーンクロスでは、将来コースレイアウトやホール数の変動など影響が起こる可能性があるとして、入会希望者に承諾書の提出を求めている。
下流側から工事を行うことから、アコーディア・ゴルフグループ運営のノーザンCC錦ヶ原G場では、具体的に占用許可解除時期を示し承諾を求めている。
他に対象となるのは大宮CC。
利根川河川敷の妻沼G場も「首都圏氾濫区域堤防強化対策」によりゴルフ場が堤防用地となるため理業を6月で終了している。