アコーディア、GSグループと訣別 2011年01月17日
ゴールドマン・サックス(GS)グループが母体の(株)アコーディア・ゴルフ(株)は同グループと訣別する旨の内容を含んだ3項目を発表。 「株式の売出し」は、GSグループが保有している株式44.8%のうち44.7%を売却するとしたもの。買取引受先は大和証券キャピタル・マーケッツ(株)とゴールドマン・サックス証券(株)で、欧州を中心とする海外市場の投資家に同株式を売却することになり、全てが売却できた場合はGSグループの保有株式は0.1%となり、アコーディアは外資系企業とはいえなくなる。「業務提携」は、GSグループが取得したゴルフ場は原則アコーディアが運営を受託、GSグループと合意が成立した場合は当該ゴルフ場をアコーディアが購入できることなどとしていたが、アコーディアはゴルフ場取得に関する人員増強やノウハウの蓄積、買収案件の情報収集ネットワークの整備などを行った結果、業務提携は所期の目的を達したと判断し、業務提携の解消に関する覚書締結をした。この件に関しGSグループは日本でのゴルフ場ビジネスから撤退の方向であることを示唆。「自己株取得」は2万7510株を取得し終了したと報告している。 いずれにしてもアコーディアはGSグループと訣別、新たな企業展開を迎えることとなる。また、新たな大株主がどこになるのかも注目される。