月1回以上のコースプレーにより高齢者の死亡リスクが低下 2022年08月30日
米国脳卒中学会の科学会議でアメリカン・ハート・アソシエーションの研究者が、定期的(少なくとも月1回)にゴルフをする高齢者は死亡リスクが低下すると発表した。
65歳以上の平均年齢72歳の約5900人の参加者のうち、384人のゴルファー(41.9%が男性・月1回以上プレー)を特定し、10年にわたる追跡調査中にゴルファーの8.1%が脳卒中、9.8%が心臓発作を起こした。死亡率を比較すると、非ゴルファーは脳卒中15.1%、心臓発作24.6%でゴルファーの方が死亡率が低かったという。
また、ゴルフは競争する興奮があり、汚染の少ない環境で行うことや社会的交流なども均衡にプラスとなっている。さらに、激しい運動と比べ高齢者でも続けられること、ストレス解消・リラクゼーションもあり、他のスポーツよりも適していると紹介。
ゴルフはAHAが推奨している中程度の強度の運動とみなされる。ゴルフをしていると心拍数と血流が増加、脳への刺激が高まりバランスが改善され社交的になる。カートで短いコースのプレーでも身体的には活発であり、何もないよりはましであることがわかっているという。
プレーする前にはストレッチ・ウォームアップをし、日焼け止めの着用、水分補給をすることも呼びかけている。