ゴルフ人口は若者中心に回復も、女性減少で実態反映されず 2024年11月06日
レジャー白書2024の概要は、ゴルフ(コース)が参加率5.4%(前年度5.3%)、参加人口は530万人(前年比3.9%増)。
性年代別ではどうなっているのか。
男性全体のコース参加率は1.0P増の9.3%で、最も高いのは70代の15.5%で前年の14.8%より0.7P増加。
団塊の世代を含む70代はゴルフに熱心で存在感を増した。
60代は11.8%だが0.5Pダウン。
50代は0.5P増の9.4%にアップ、30代は2.9P増の9.0%、40代が8.5%で1.6Pアップ。
20代は1.3P増で3.7%、10代は前年が0で2.9%となってそのままポイントアップとなった。
ゴルフ練習場では70代14.7%の0.3P増、60代が9.8%で1.2P増、40代が8.1%で1.6P増、30代が8.1%で1.6P増、50代は7.1%で2.5P減、20代は5.6%で2.7P増、10代は0から4.9%でポイントアップ。
女性はというと、全体のコース参加率が0.8P減の1.6%。
70代2.4%の0.2P減、10代2.2%の1.1P増、40代2.2%で0.5P増、50代1.7%の0.7P減、20代1.5%の1.0P増、60代は1.1%で4.3P大幅ダウン。
練習場はトップが10代の4.5%で3.4P増、60代2.7%で2.4P減、20代2.7%の0.4P減など増減が激しかった。
男女の年代別構成比も発表。
コース参加の年代別では70代26.7%、60代25.5%、50代の19.3%の順。
構成比から人口を算出すると、コース人口530万人のうち、70代が133万人、50代101万人、60代と40代が95万人となり、団塊ジュニアを含む年代が60代に匹敵する人数となる。
ゴルフ場での延べ利用者回数は消費額が最も多い60代が40代・50代よりかなり多いとみられるが、50歳前後の団塊ジュニアの参加率や人口が増えているのはゴルフ場が持続可能な市場規模で維持するのに心強い材料である。