レインボーヒルズCC(千葉)預託金減額で会員に返還 2016年02月29日
レインボーヒルズカントリークラブを経営する㈱レインボーヒルズカントリークラブは預託金の減額での返還を会員へ通知した。昭和49年に銚子カントリー倶楽部として開場、途中ユニマットグループの経営支援を受け現名称になって20年近くが経過した。当時は法的手続きを行わず多額の負債をそのまま継承、現在も多くの返済を続けている状況と説明している。また近年、外資系ゴルフ場の値下げ戦略・リーマンショック・大震災と業界は厳しい状況が続いているとし、同ゴルフ場もH25年には白鳳CCと合わせて経営改善を試みたが思うように進まず自力再生が困難な状況で外資系企業への売却も選考手段に上がったという。最悪な事態を避けるため昨年会社名を変更しユニマットグループから独立、単独経営することになったと説明。今後も今まで通りメンバーシップコースとして運営、コースや施設も改修しコース整備に力を入れていきたいという。 一方、「経営を圧迫する会員預り金を減額させていただき全会員様に銚子唯一の当クラブ存続に協力していただきたい」とし、会員継続(預託金額面の25%返却)か会員退会(預託金額面の35%返却=未収金は返却額から相殺)か2月末までに回答用紙に記入して返信するよう要請。3月15日までに必要手続を終えた方は3月末、それ以降は翌月末日の振込予定。この期間に手続できないと当面返還請求が受けられない。 支配人は「現時点でできる範囲のことをしたい。預託金返還にこのまま応じていると先行きがない。今後、額面のないプレー会員権となるが運営は従来通り。返還資金で経営が圧迫されなければ他の資金を回せられる」とし経営健全化を目指す。返還資金は減額しても10億円相当以上は必要とみられ関係者は再出発に期すものがあるようだ。
レインボーヒルズカントリークラブ