上総モナークCC(千葉)オーナー交代で資本投下 2016年08月29日
上総モナークカントリークラブはオーナーが1月に後退し、資本等を充実させるとともにカート道路新設等のリニューアル工事を行っている。工事は2・3・5・7・8・9・14・16番でカート道路の撤去と新設及びカートの転落防止対策、1・7番のティグラウンドの新設、その他樹木の整備、カート道路の拡幅、ラウンド環境の改善など。同CCによると、「ここ3,4年で手押しカートのキャディ付から乗用カートによるセルフとキャディ付プレーに変更してきたが、カート道路がなかったり、安全性、プレー時間の短縮の観点からカート道路を整備することになった」とし、オーナーが交代したことで施設充実を図っているという。 同ゴルフ場は平成14年に自主再建型の民事再生計画が可決。その後20年近く大朏氏が個人でオーナーを務めてきたが高齢を理由に理事長を含め退き、今年1月に不動産賃貸・管理の㈱コンパスに母体が交代した。同社はゴルフ場事業は初めてだが、Tee-upブランドで女子プロを支援したり、新オーナーの竹本孝俊代表取締役が日本プロゴルフ殿堂の理事、公益財団法人・日本ジュニア育成財団の監事を務めるなどゴルフの振興にも熱心という。 なお、同ゴルフ場所有・管理の㈱上総モナークカントリークラブは資本金8000万円から5億円程度増資後、減資し資本準備金に振り替えるなどで再び資本金を8000万円に戻すなど資本を充実。10月1日に運営会社の㈱KMCCと合併の予定。4月に代表となった高柳社長は「会員が満足できるようコース施設を充実させる方針で来年以降も続ける予定。現在の会員数は600名強だが資金回収のための会員募集の計画はない」と説明。
上総モナークカントリークラブ