ラウンドレポート

REPORT

大利根カントリークラブ(茨城県 昭和35年開場 設計:井上誠一) プレー日:2017年08月09日

バック
東コース:18H/P72/7053Y
西コース:18H/P72/7121Y   
レギュラー
東コース:18H/P72/6154Y
西コース:18H/P72/6322Y   
コースレート
東コース:73.5
西コース:73.4
開場日 昭和 35年
会員数 正1448 名  平日180 名
経営会社 株式会社大利根カントリー倶楽部
プレースタイル キャディー付徒歩
到着順 スタートは8時から7分間隔
アクセス 常磐自動車道・谷和原ICより12km(約25分)/圏央道・坂東ICより7km(約15分)
電車つくばエクスプレス・守谷駅下車
クラブバス守谷駅より運行 平日4本、土日祝6本(プレー前日15時までに要予約)
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井上誠一による設計で、かつて日本オープンゴルフ選手権などにも使用された全国屈指の名門コース。
計36ホールからなり、旧来は東コースが会員コースと言われ、高評価を得ていたが、西コースに幾度となく改良を施し、近年は西コースで大きな大会が開催されることも多い。
会員には政財界や芸能界の大物が名を連ねる。

2008年より3度に渡りレクサス選手権、開場50周年を迎えた2010年には第43回日本女子オープンゴルフ選手権、2014年にはダイヤモンドカップを開催。
全米オープン、日本女子オープンの日本予選会場としても使用されている。
また、近年では、ティーン・グラウンド周辺の松を刈り込むなど、コース管理にも積極的に尽力する姿勢はさすがである。

関東地方有数の名門高級クラブ。高低差の少ない平坦な林間コースで、会員は予約も無く到着順でプレーが可能。
クラブハウスから眺める広大な土地に数多くの松林でセパレートされたコースの眺望は圧巻。
過去にも幾度となくプレーをさせて頂きましたが、今回は真夏の猛暑、厳しい暑さのなか、東コースでのラウンドとなりました。
しかしそこはそれ、大木に囲まれた各ホールには必ず木陰があり、そこから眺める松林もまた「おつなもの」です。

さて井上誠一氏の設計を語るうえで、樹木の配置方法については、これまでも賛否が分かれることが多く、通常、コース設計家の考え方としては、フェアウェイ両脇、もしくはラフエリアに樹木を配置、それをハザードとするのが一般的。
要するに、サクセスショットにはバーディーチャンスを、左右に曲げた場合はペナルティーを、と言うもので、フェアーな考え方と言えます。
ところが、井上氏の場合はフェアウェイエリアに樹木を配置することも珍しくなく、大利根カントリークラブにもその傾向は見られます。ゴルフコースというものは、フェアウェイ両脇にはラフのエリアもあれば、バンカーも配置され、地面は決して平坦ではなく、空間には風というハザードも存在し、つまりはフェアウェイエリアに樹木を立てるのは邪道ではないのか?と。
しかし、ラウンド中、私はそんな大木を眺めるうちにあることに気づきました。ゴルフのなかで、唯一、平等に平坦なライでボールをティーアップすることが出来るエリアは、ティイングラウンドだけだと言うこと。
つまりは、一番易しいのはティーショットである。ならば、ゴルフの組み立てとして、ティイングラウンドから考えるのでは無く、グリーンから逆に組み立てるべき。井上氏はそう、プレーヤーに問いかけているのではないのでしょうか。

日本有数の林間コースは、一見すると変化に乏しいと感じるかも知れません。しかし、もしそう感じたのであれば、スコアカードと照らし合わせ、今日1日をもう一度振り返ってみては如何でしょうか。
静寂な空間のなかで、プレーヤーのレベルを問わず、設計者やグリーンキーパーの様々な問いかけを楽しむことが出来る。
その懐の深さを是非、皆様もご体験下さい。      
                                                    
HOLE123456789TOTAL
PAR44354434536
HOLE101112131415161718TOTAL
PAR44534354436
東1:Par4/Back426y/Reg374y
井上誠一設計のコースの特徴としてスターティング・ホールはミドルで始まり、パーセーブしやすいものが多いようです。このホールもティーショットを右サイドに運ばない限りはパーで上がれる確率は高いホール。
東2:Par4/Back367y/Reg317y
左ドックの短いミドルです。飛距離の出る方は、ティーショットにドライバーは必要ないかも。グリーン手前の樹木はショートアイアンでクリアできる・・・と思います。
東3:Par4/Back167y/Reg127y
ミドルアイアンの精度が試されるショート。周辺のバンカーは浅いので視覚に負けない決断力でクリアしましょう。
東4:Par5/Back516y/Reg468y
比較的短いロングですが、セカンドショットを欲張ると、右サイドの樹木、左サイドのバンカーにつかまり、ボギーになることも。
東5:Par4/Back442y/Reg387y
距離の長いミドル。ティーショットをバンカーに入れるとパーは難しい。ナイスアプローチでパーセーブ。アウトの最難関ホール。
東6:Par4/Back412y/Reg365y
左サイドにクリークが流れる景観の良いミドルです。セカンドショットでは思いのほか、右サイドの木立が見事にハザードの役目を果たしています。
東7:Par3/Back185y/Reg147y
池の景観が美しいホール。しかしながら、周辺に樹木が少なく風の影響をまともに受けるので要警戒。
東8:Par4/Back454y/Reg402y
比較的長めのミドル。樹木の配置が絶妙・・意地悪です。フェアウエイも微妙な傾斜があるし、ここもアプローチ勝負かな。
東9:Par5/Back547y/Reg470y
ティーショット、セカンドショットで視界に入る中央にそびえ立つ樹木はこのさい、無視をして果敢に攻めよう。ロングだから、寄せワンのパーも十分にあり得ます。
東10:Par4/Back432y/Reg381y
一見すると広いフェアウエイ。しかし、右サイドのバンカーを警戒しすぎると左サイドの木立がスタイミーとなる。何気ないハザードに注意。
東11:Par4/Back411y/Reg355y
ティーショットの精度も大切だが、右グリーン手前のバンカーに入れると一気に難易度があがる。絶対に入れてはいけないバンカー。
東12:Par5/Back569y/Reg501y
フェアウエイ左サイドからグリーン手前をクリークが横切るロング。
ここは潔く、セカンドでグリーン手前のクリーク直前にきざみ、第3打で寄せワンを狙うべき。
東13:Par3/Back241y/Reg187y
距離の長いショート。右グリーンのときは、中央のバンカーに入れるとパーセーブは難しい。
東14:Par4/Back407y/Reg370y
予想以上にグリーンが小さく感じる。グリーン周辺のバンカーも特徴的なデザインで、場合によってはアゴがショットの妨げになることも。
東15:Par3/Back160y/Reg122y
砲台グリーンで逃げ場の無いショート。バンカーショットに自信の無いプレーヤーは大叩きの危険が潜むホール。
東16:Par5/Back475y/Reg475y
フェアウエイセンターの木立は目標物として利用しよう。それよりも3打目地点のバンカーだけは絶対に入れてはいけない。比較的易しいロングです。
東17:Par4/Back359y/Reg325y
易しいミドル。セカンドはショートアイアンで狙えるので、木立も気にならない。セカンドしだいではバーディも狙えるホール。
東18:Par4/Back434y/Reg381y
セカンドでグリーン面が見えないため、距離感が難しい。キャディーさんの伝える距離を信じて思いっきり攻めよう。
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クラブハウス
クラブハウスより
クラブハウスより
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