冨里GC、カレドニアンGC(千葉)14フィート管理法公表 2014年11月17日
冨里GCとカレドニアン・GCを運営する東京グリーン冨里カレドニアン(株)は全英オープンやマスターズ並みのグリーンスピード14フィートを達成する管理方法等を公表。早川社長は、第一に速いグリーンはマイケル・ポーレットが設計した戦略性を際立たせる、第二に日本の気候で世界的な試合もできる管理法を公表することで日本の管理レベルアップにつながり、1グリーンをいち早く採用した魁として証明していきたいと説明。日本のトーナメントでも一時的にローラーをかけることで12フィート前後が出ている中で同社では“我々の夢”として夏場を除き14フィートに近いスピードを長期間目指すという。 同社では、8年前から14種類の芝種をテスト、夏に強い芝生育成を研究。4月には2.8ミリの低刈で13.5フィート達成、14フィートチャレンジとしてオープンコンペ・通常営業でもテストしている。夏場には極限状態でのテストを実施、35度以上の暑さでも健康な状態を保った品種Tyeeを9月9日にインターシード、グリーン高速化も確認できたことで今後2年をかけて本格的にその優良芝への転換を図っていく。また、グリーンの高速化には芝刈機の改良、更新作業、施工法、目土散布と肥料、山水管理等で課題があり、試行錯誤を続けてきたという。 コース管理の手間は倍以上とも思われどこのコースでも目指せるわけではなさそうだが、早川社長は東京オリンピックでの会場となる霞ヶ関CC等で少しでも芝の管理に役立ってもらいたいと説明している。
カレドニアン・ゴルフクラブ